大阪精子提供・精子バンクゆめ音符

精子提供者や精子バンクの選択から病院選び、妊娠・出産のご成功までをサポートします

胚盤胞のグレードのみかた

体外受精の時に、大変気になるのが胚盤胞のグレードです。(胚盤胞とは、受精後5日目もしくは6日目の受精卵(胚)の状態のことです・・・つまり「生まれて5日目か6日目の受精卵ちゃん」のことですね) 胚盤胞のグレードの示し方にもいろいろあるようなのですが、ここでは代表的な「Gardnerによる分類」をまとめておきます。

もしも、胚盤胞のグレードが「5AB」だったとすると、

5・・・胚盤胞のグレード

A・・・赤ちゃんになる部分のグレード

B・・・へその緒や、胎盤になる部分のグレード

 

数字のグレード (優秀さの順番は、6>5>4>3>2>1)

1 初期胚盤胞(胞胚腔が胚の半分以下)

2 初期胚盤胞(胞胚腔が胚の半分以上)

3 完全胚盤胞(胞胚腔が胚の全体に行き渡る)

4 完全胚盤胞(胞胚腔が胚の全体に行き渡り、透明体が薄くなる)

5 孵化しつつある胚盤胞

6 孵化した胚盤胞

 

アルファベットのグレード (優秀さの順番は、A>B>C)

A 濃い

B ふつう

C  薄い

 

なので、もしも胚盤胞のグレードが「5AB」なら、孵化しつつある胚盤胞で、赤ちゃんになる部分は大変優秀、へその緒や胎盤になる部分も普通ですよ~ということになりますね。

 

参考にしたサイト・・・英ウイメンズクリニック http://www.hanabusaclinic.com/column/2008/11/post-2.php

風疹にご注意を

妊娠初期に初めて風疹にかかると、おなかの赤ちゃんにも感染してしまい、先天性心疾患や難聴、白内障などの目の病気などを引き起こすことがあります(先天性風疹症候群)。

 

横浜市立大学産婦人科によると、

<妊婦が注意すべき事>

1.妊娠24週ころまでは人ごみをなるべく避ける

2.妊婦の家族はすぐにワクチン接種を受ける

3.妊婦本人は風疹ワクチン接種を受けられないので、妊娠修了後すぐにワクチン接種を受ける

4.風疹かも?と思ったり、身近な人に風疹患者が出たらかかりつけの医師に電話を

<その他の人が注意すべき事>

1.麻疹風疹混合ワクチン接種をすぐに受ける ・特に1979年4月2日~1987年10月1日生まれの女性、20~40代の男性、妊娠を希望する女性は受けよう (子どもの頃に受けたことがある人も受ける)

2.ワクチン接種を受けた女性は2ヶ月間避妊する

 

出典:横浜市立大学産婦人科 http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/SENTEN/kouhou/fushin1207.htm

精子提供と子への告知

精子バンクや精子提供によって誕生した子どもに、出生の秘密を伝えるべきなのでしょうか。伝えるとして、どのように真実を話すべきなのでしょうか。
「あなたはお母さんが心から望んで生まれてきた子」という伝え方はあると思います。ただし精子提供者や精子バンクから種をもらって、という真実の伝え方は、なかなか難しいですね。「精子バンクに理想的な人がいたので、その人の精子をもらったのだけど、精子バンクの決まりで名前も住所も教えてもらえなかった」という説明が妥当かも知れません。
ゆめ音符は、精子提供によって生まれてきた天使たちに会うことはできませんが、すべての子を愛しています。提供時には今回こそうまく行きますようにと願い、妊娠のお知らせを聞いて心から喜び、出産のお知らせを聞いて母子ともに健康で幸せな人生を送られることをお祈りしています。お母さんが望んで生まれてきた子であると同時に、お父さん(という表現は不適切かも知れませんが)も出生とすくすくとした成長を心から祝福し、お祈りしています。
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・国際生殖補助技術監視委員会(ICMART)によれば、世界で年間20万人の赤ちゃんが生殖補助医療によって誕生している
・多くの親が子どもに真実を告知すべきかどうかの決断を迫られ、事実を話すことにより、子どもが動揺したり、親としての立場が弱くなってしまう可能性を懸念する声もある
・米国生殖医学会(ASRM)は、子どもには知る権利があると主張し、早ければ3歳からの全面的な告知を支持。早い時期からこまめに話すことが必要で、精子卵子といった言葉を理解できない頃には「子どもを授かるのに助けが必要だった」という話をするなど子どもの年齢や成熟度に合わせて具体的なことを教えていくべきだ
臨床心理士のChristine Kodman-Jones氏は、複雑な概念を子どもに伝えるのは難しいかもしれないが、青年期になってからの告知はさらに大きな混乱を招く可能性があると指摘
・ASRMは、すべてを伝えないと子どもに落胆、混乱、自尊心の低下をもたらす可能性があると警告
(2010年6月3日付 HealthDay Newsより)
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国際医療福祉大学清水清美先生が精子提供告知絵本『わたしのものがたり』を発行されたそうです。

精子提供告知絵本『わたしのものがたり』

「しんせつな男の人がせいしをプレゼントし、みんながとてもしあわせになりました」といった内容で、精子提供による誕生について子ども本人に分かりやすく伝えようとしています。対象は小学校入学前ぐらいの幼児です。
清水先生は、これまでの活動を通じて、子どもが小さいうちから真実を伝えることの大切さを実感されているそうです。巻末には、告知した親の体験談も掲載されています。詳細や購入方法は朝日新聞の2011年1月10日付け記事をご覧になるか、清水先生に直接お問い合わせください。
精子提供を受けてお母さん、お父さんになられる方にはぜひお読み頂きたいです。
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子育てタクシー

タクシーは、運賃は高いですが玄関先まで送迎してくれるので、いざというときには頼りになりますね。そんなタクシーに「子育てタクシー」という新サービスがあることを知りました。要点は
・荷物の多い乳幼児の外出のサポートや、保護者の代わりに責任を持って子どもの送迎をするといったサービス
・「全国子育てタクシー協会」という団体が認めた優良タクシー会社のみが実施
・ドライバーは、協会指定の養成講座(8時間以上)と、現場での半日の保育実習を受けている(『運転』と『子育て支援』のプロだと、協会は説明しています)
このサービスをしているタクシー会社は北海道から沖縄まで全国に70社ほどあって、まだまだ発展途上です。大阪には2社しかないのに香川には7社あるなど地域的な分布の偏りも大きいですが、どんどん広まればよいなと思います。シングルマザーの方などはこういうサービスが身近にあればいざというときに本当に助かるのではないでしょうか。
詳しいことは、全国子育てタクシー協会のサイトを見てくださいね。

精子のもらい方

精子提供情報センターでは、お母さんになりたい方や可愛い日本の子どもたちを広く支援する活動を行っています。

 

1.日本にボランティアの精子提供者や精子バンクは存在しますか? 日本にはたくさんの精子提供者・精子バンクがあります。

 

2.どうやって精子をもらうのですか?

・主な方法は次の3つです。詳しくはお問い合わせください。

1.最も主な方法がシリンジ法(針のない注射器を使うセルフ人工授精)です。精子を清潔な容器に入れて手渡しし、ご自宅等にお持ち帰り頂いて、ご自身で(またはパートナーが)シリンジで注入します。医療メーカー製の滅菌済・個包装の5mlシリンジか1mlツベルクリンシリンジを使う場合が多いです。大変簡単で安上がりな方法であり、1周期あたりの成功率は10%台前半です。5mlシリンジの先に延長用のシリコンチューブを接続する方法もあります。シリンジは東急ハンズのサイエンスコーナーやオークションで入手できます。

 

2.病院に精子を持ち込んで、医師による人工授精を受ける方法もあります。独身や事実婚でも受け付けてくれる病院がありますので、お問い合わせください。医療費はかかりますが1周期あたりの成功率はシリンジ法よりも相当高いものと思われます。

 

3.タイミング法といって、普通のHによる方法もあります。自然な方法ですので成功率はシリンジの1.5~2倍程度になりますが、事前に性病検査を受けなくてはなりません。